とうりあんについて

庵号

『東籬庵』の庵号は唐の詩人、陶淵明の漢詩の中に出てくる『採菊東籬下』からつけました。日常のあわただしい喧騒の中から離れて、心をリフレッシュさせる場所でありたい。またそんな場所を求めている人が集える教室でありたい。そんな思いから『東籬庵』とし、扁額は堺市南宗寺『田島碩應老師』に御染筆いただきました。

お稽古場

都内とは思えない静寂に包まれた空間は、心を切り替えるのに最適です。所作ばかりにとらわれるのではなく、お茶と、お茶にかかわる伝統や文化に接していただくことによって、自身の内面と向き合い、高めていっていただきたいと思っています。

茶室

小間は二畳台目で侘び茶の様式を備えた茶室。 茶事、稽古などに使用しています。広間は普段の稽古で使っています。茶室は京間の本格的な畳の大きさになっています。

茶庭

本格的なお茶事も行えるようにささやかではありますが、竹垣、灯籠、手水鉢、桜川砂利などで茶庭をしつらえています。モミジ、ヒサカキなどの木々が、四季の機微を伝えます。

炭手前

現代の茶室は電熱器が使われていることが多いですが、当教室では、いにしえのお作法と同じく、お茶を点てるのに理想的な湯相になるよう、炭手前の稽古も行っております。

水屋

お茶では「最初の準備、後片付け」が最も大切です。お点前や茶事の準備や片付けをする水屋は常に清潔に保たれています。

講師の紹介

裏千家教授

舩越 宗英

1969年生まれ。滋賀県出身。京都外国語大学を卒業後、大手販売メーカーに就職。就業中、もてなしについて深く身につけたいと考え、茶道稽古を始める。裏千家学園茶道専門学校茶道科へ入学。卒業後、業躰部にて6年間内弟子修行の後、東京都目黒にて『目黒とうりあん茶道教室』を妻と共に主催。2019年9月裏千家教授拝受。国内外企業茶道研修を多数指導。アメリカ大手民泊の茶道体験ホストとして800名を超えるゲストに茶道を紹介。和文化体験プラットフォーム「OTONAMI」にて茶道体験を提供し続けている。

2016年 裏千家青年部会員特別表彰受賞
2018年 裏千家淡交会育成功労者表彰受賞
2020年 裏千家淡交会育成功労者表彰受賞

裏千家教授

河田 宗愛

小学校時代はアメリカ、中学校時代は香港で過ごす。フェリス女学院大学卒業後、1993年 メリルリンチ証券会社に入社。1996年 内閣府青年国際交流事業のひとつ「世界青年の船」に乗船した経験をきっかけに、伝統文化である茶道を少しでも多くの方に知ってもらいたいと思い始める。京都裏千家学園茶道専門学校 茶道科3年コース入学。卒業後、研究科6ヶ月コース修了。2019年12月裏千家教授拝受。バイリンガル且つ子育ての経験から外国人向け、子供向けのクラスにも定評がある。現在、美術館にてワークショップ、大手IT企業、上場企業にて、外国人社員への茶道紹介などの活動を続けている。

2016年 裏千家青年部会員特別表彰受賞

3Dで見れる教室