伝えきれないこと
過去に茶道についてお話しする機会を何度かいただきました。500年もの歴史ある道を短い時間で伝えるにはまだまだ経験と実践が足りず毎回50点くらいの自己評価をしています。
より多くの人に伝えるのに近代は学校教育に積極的に茶道が取り入れられました。
明治大正時代は世界も日本も国際社会の中に取り込まれて自国のアイデンティティを体系化して確立する必要があったのだと思います。
宗旦居士の歌にもあるように
茶の道は心に伝え目に伝え耳に伝えて一筆もなし
また六閑斎宗匠の歌に
茶の道は辿るにひろし武蔵野の月も住むなりおくぞゆかしき
姿が見えるようで奥深く学んでも見えない道でもあります。
しかし茶を学ぶ目的は時代によって表現は変われども人生を茶道の和敬清寂を軸として生きるとはどういうことかを伝えることはできると思いました。
茶道は自分の心の中の光を呼び戻すために自分が懸命に取り組む道であるとだけ断言できます。
禅仏教の考え方に深く影響を受けていることも伝えられます。
それ以外は稽古をすることでしか伝わらない、
茶道を学ぶ人、教える人が増えることが今必要だと思います。