今年一年で感じたこと
師走ももうすぐ終わろうとしています。
振り返ることはしないと決めているのでいつも今を生きることを意識しています。
茶道を学ぶことについて今年の後半ずいぶん考えました。
何のために学ぶのか。
学んで何が変わるのか。
茶道のどの部分が人に影響を及ぼすのか。
教えながらもずっと腑に落ちない気持ちで30年茶道を続けていました。
長く考えることが必要なことは思考を深く落とし込んでいかないと答えにたどり着けません、
それが何年も続くと果たして納得のいく考えに至るのだろうかと迷いそうになります。
迷いの段階からは必ずいつか抜け出せます。
自分を信じて考え続けられるかどうかだけです。
それぞれが自分の人生を生きています。
お互いに調和しながらこの人生は続けていかなくてはなりません。
茶道を選んだ自分は茶道を人生の指針として
和敬清寂の心を精行していかないといけません。
和敬清寂は響きのいい言葉ですが常に
自分を律していかないと得難い道だと思います。
調和しつつ 馴れ合いにならず
相手に敬意を持ちつつ 自分を律していく
清くして 潔く
寂にして 慌てず
言葉の両面を見ると中庸がいかに大切かわかってきます。
そのためにはとにかく続けて、自分の体験から導き出した自分だけの答えを求めていくことが大切です。
人はお互いにお互いの人生を生きられないですから。
自分を信じ切る
これに限ると思います。