『お人を大切に、でもその前に先ず自分を大切に』
裏千家学園で故千登三子校長が授業のはじめによく話されていた言葉でした.
『もてなし』とは相手に心を尽くして一座建立すること。そのために大切な心構えが『和敬清寂』です。
そのもう一つ前の段階で先ず自分に対して十分満たしてあげられているか、自分が満ち足りているからこそ自立したもてなしが生まれます。
人生は思わぬ方向に行くことや思い通りにはならないことの方が多いです。
その数奇な人生を不遇とせず力強く生きて幸せになる道を茶道は教えてくれます。
周りに基準を合わせるのではなく自分を大切にし自分との信頼関係があるからこそ自分が消耗することなく人にも優しくできるのです。
茶道にはそれを伝える道があります。
茶道を本当に学んで人生を豊かにしたいならば良き師に出会いお茶を生涯の友として生きることが幸せにつながります。
禅仏教も茶道も本の知識ではありません。知らない誰かの心に響く言葉でもありません。それは
日常の中で積み上げていくことでわかります。
最後に行き着くのは知足の人生はへの気づき、そしてその先には安心感が生じて自分との信頼ができていきます。
その先にあるのがもてなしです。