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有限の人生

2023.03.02

人生も壮年に差し掛かり、周囲の環境もなかなか無事健常というわけにもいかなくなっています。

今まで気持ちや感情などで何とかなったことも、だんだん外部の助けを借りることが増えてきました。

そろそろ人生の終着点のこともチラチラと頭の片隅に意識しながら生きていかないといけないのだなと実感しています。
心身のことを思えば気持ちも浮き沈みすることもあったり、自分の力ではどうにもならないこと、運命を受け入れるしかないこともこの年になって急に出てきたと思い、長生きをすること自体がとても稀なことだとわかってきました。

お茶の道を選んで長く続けていますが、ようやく最近賓主互換の意味がわかりかけて実感できました。
随所作主、一期一会と言葉はよく聞きますが正直実感ができていないので恥ずかしながらまだ、人に教えることもできません。

しかし、何があってもお茶を信じ、自分のお茶というものがようやく見えてきました。

人の真似、ネットで調べられた知識などたくさんのことを学んで、自分が茶事や稽古で体験したことをよく咀嚼して
自分で答えを出すことがようやく意味がわかってきました。

これが自分だけのお茶なんだろうなと思います。

残りの人生の時間はわかりませんが、今できることを、やるべきことをやるだけ。
これからもそう生きていきたい。

出会うもの全てに感謝して。

感動するお茶を

2023.01.31

茶書南方録の中に『叶うは良し 叶いたがるは悪し』ということが書かれています。
お互いの想いが交錯して同じお茶に向かって一座建立することは良いのですが、
作為的に仕組んでみたり気を衒うことで相手を感心させたりすることはお茶の本意ではないという教えです。

何か目新しいことをしたり、人が驚くようなコラボレーションをすれば自分も『すごいなぁ!』と感心をします。
でも感動するほどがどうかはまた別問題です。

感心されることはそれを計るモノサシがあります。成績だったり、業績だったり。
茶道教室だったら、お弟子さんがたくさんとか、いい道具をたくさん持ってるかとか、有名な先生に習っているとか。
でもそれは自分が本当に自分と向き合って何かをしていれば、助けにはなりますが、感動を呼ぶものにはならないです。

感動は自分も本当にお茶が好きで、やり続けていて感動を共にできる仲間と共有するものだと思います。
言葉では表現できないです。

まだまだ全然至らな過ぎますが、こういうお茶を目指します。

ホームページ

2023.01.24

こちらのホームページを親友に作ってもらって10年ほど経ちます。
今年ようやくホームページを新しくすることにしました。
使用している写真もそうですが
教室も社中の皆さんに支えられてここまで続けられてきました。

これからももっとよく学びお茶の良いところを伝えられる先生として
頑張っていきたいです。

新年おめでとうございます。

2023.01.17

去年から怒涛の毎日を過ごしてきましたが未だ終わる気配がありません。

今年はどんな年になるのかと落ち着いて考える時間もなかなか撮れませんでしたが、
とにかく質を落とさないように心がけていきたいです。

出逢う人、モノ全てに感謝の気持ちを忘れずに一年過ごしていきたく思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。