お茶は
何世代にも渡り受け継がれている伝統。
人が茶を喫するようになってずいぶん経つ。
千年ほど前に『士』と呼ばれる人たちの間で茶を喫する事が芸術となり、文化が生まれた。高い教養を持つ人たちの間で広がり
それが庶民の中にも浸透していった。
やがて仏教の交流の中で日本にも伝わり
鎌倉から安土桃山時代を経て日本に合った茶道が誕生した。
作法に違いはあれど茶を介して人と人とが縁をつないでいくことに茶道が、関わっているのは間違いない。
非日常な場での作法に則った出合いは
お互いを平らかにし、絆を深めていく。
そしてそれは永遠に続くかのような錯覚を持たせ
反面一度きりの時間という制限も感じさせる。
詰まるところ今できることを今の瞬間愉しむ事が
生きてる全てだと気づく。
気づいたらあとは行動あるのみ。
単純なことだ。
日々の暮らしに流されなければ
誰かと比較して勝ち誇る作業を辞めれば
人生はずっと楽になる。
自分の人生生きるのに誰の許可も要らない。
だからお茶はいい。